「ここ、ちょっと合わなかったな」
そう思ったとき、あなたは誰かにそれを言えますか?
もしくは、自分自身にちゃんとそう言えていますか?
居場所って、「ありがたいもの」「受け入れてもらえるところ」
そんなふうに思っていると、なんだか申し訳なくて「ここはちがうかも」と言うのがむずかしくなることがあります。
フリースペース、子ども食堂、放課後の居場所、地域のサロン・・・
名前や目的がある場所に行くと「自分が合わないのかも」と感じて、ちょっと落ち込んでしまったりもします。
でも、洋服や食べ物に好みがあるように、居場所にだって、相性やタイミングの違いがあって当然です。
たまたまその日の空気が合わなかったのかもしれないし、今日は人が多すぎた、というだけかもしれない。
「どこでも合う」人なんて、たぶんいません。
だから「ちがったな」「また来るかはわからないな」って思えることは、自分の感覚にちゃんと耳を澄ませた証でもあります。
それに、居場所のほうだって、万能ではありません。
誰にでも合う場所 を目指していても、ほんのすこしずれたり、合わなかったりすることは、やっぱりある。
大事なのは「合わなかった」が 終わり じゃないということ。
そこから、また違う場所を探してもいいし、時間をおいてもう一度行ってみるのもいい。
「自分のちょうどいいは、自分にしかわからない」その感覚を、大切にしていけたらと思います。
あなたは、どんな場所に「ちょっと合わなかったな」と感じますか?